イップス脳内イメージ

 

うつ病・パニック障害

 イップスの選手の脳内は意識(顕在意識)では上手く投げたいと思っていても、無意識(潜在意識)の領域は、不安や恐怖を感じています。いうなれば、意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)戦っているような状態になります。防衛本能からすれば不安や恐怖は命の危機と捉え、体が硬直したり(凍りつき反応)逃走反応(投げることを避けたい)という状態になります。

 体では自律神経の中の交感神経↑、ホルモンのアドレナリン、コルチゾール↑(苦痛系)の働きでイップス特有の反応が出ます。

 

うつ病・パニック障害

 正常な状態の選手の脳内は意識(顕在意識)では上手く投げたいと思ったら、それを補助する形で無意識(潜在意識)の領域がサポートしてくれます。楽しくプレー出来て幸せを感じ充実感が得られる状態です。

 体では自律神経の中の副交感神経↑、ホルモンのドーパミン、セロトニン、オキシトシン↑(報酬系)の働きで動きやすく自由にプレーできる状態です。

 

うつ病・パニック障害

 イップスを克服した時の脳内は動作や心の状態から気づきを得て、不調和の原因が分かり安心が得られた状態です。この時、大きく自己成長した瞬間です。

 イップスの選手の脳内は意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)戦っているような状態でした。意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)分離しているような状態です。

 イップスを克服した時の選手の脳内は意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)統合されて、今まで分離していたので繋がるような形です。

 体では、プレー時に交感神経↑、ホルモンのアドレナリン、コルチゾール↑(苦痛系)から副交感神経↑、ホルモンのドーパミン、セロトニン、オキシトシン↑(報酬系)に徐々に変わってきます。

 脳のしくみが分かるとアプローチの仕方が分かり、より効果的なことを施すことができます。

 

2022年08月28日