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ゴルフイップス

 いろいろなスポーツでイップスが起こりますが今回ゴルフのパターイップスについて簡単に解説してみたいと思います。

 どのスポーツのイップスでも同じですが失敗することや過度のプレッシャーや緊張状態を経験することで、その動作が負(-)の記憶(恐怖や不安)として脳の扁桃体に残ることがあります。次に同じ動作をしようとした時、扁桃体に記憶された負(-)の記憶を投影して現在を見てしまうので、過度の緊張状態を作り体の屈筋が収縮して思うようにプレー出来なくなるのがイップスです。

ゴルフイップス 当院では、動画分析して動作指導を行うことと、意識を統合して扁桃体の反応を無くすことでイップスを改善しています。

 当院独自に開発した動画分析について触れて行きたいと思います。ゴルフのパターでイップスになったとします。まず構えた時、足の裏のどこに体重が乗っていますか?踵の方ですか?つま先の方ですか?それとも真ん中ですか?上手く打てていた頃は、足の裏のどの辺りに体重が乗っていたか思い出してみましょう。

 膝には、どのような力が働いていますか?それとも何も力が働いていませんか?お尻の部分は、どうでしょう?何か力が働いていますか?それとも力が働いていませんか?上手く打てていた頃は、どうでしたか?

 頭の部分には、どのような力が働いていますか?それとも何も力が働いていませんか?上手く打てていた頃は、どうでしたか?

 膝の曲がり方は、どうですか?股関節の曲がり方は、どうですか?腰や背中は、曲がっていますか?それとも伸びていますか?上手く打てていた頃は、どうでしたか?

 まずパターを上手く打つには、バランスよく力感なく自然に構えられることが大切です。まず安定した構えが出来ていなければ、いくら練習しても無駄になってしまいます。

 もし、バランスよく力感なく自然に構えられていなければ、①~④をチェックしてみて下さい。動作のバランスを崩している原因が見えてくるかも知れません。

 

2022年06月05日

負(ネガティブ)の記憶を手放す

 二人の僧が旅に出て、川に行き当たります。その川は誰も歩いて渡るほかはありません。そこに美しい女性が来て、川の中に入るのを嫌がっているように見えます。すぐさま、一人の僧は彼女を背負ってその川を渡りました。向こう岸で彼らは分かれ、二人の僧は旅を続けました。しばらく黙って歩き続けましたが、一人の僧が口を開きました。「お前は僧としてあの若い女性を背負って良かったのかと、俺は考え続けてきた。あの女性が助けを必要としていたのは明らかにしてもだ。」もう一人の僧は答えました。「確かに俺はあの女を背負って川を渡った。しかし川を渡った後で、彼女をそこにおいてきた。しかし、お前はまだあの女を背負っているのか」と。
うつ病・パニック障害 この話で分かるのは、一人の僧は、川を渡ってすぐに美しい女性の記憶を手放しました。もう一人の僧は、しばらく経っても美しい女性の記憶を手放さずに執着していました。
 人間の脳は、いろいろな出来事をその時の感情と一緒に記憶するように出来ています。特に負(ネガティブ)の記憶ほど、しっかりと記憶に残すようになっています。脳の扁桃体という部分は負(ネガティブ)の記憶命の危機と捉えます。脳は、負(ネガティブ)の記憶ほどしっかり残すようになっています。これは自己防衛本能が人間にもあるから負(ネガティブ)の記憶の残して命の危機から身を護る為の備えを無意識の内にしているのです。
 負(ネガティブ)の記憶とはトラウマ記憶になります。どんなに些細な事だと思っていても負(ネガティブ)の記憶トラウマ記憶です。トラウマ記憶は、同じような出来事や連想させる出来事があるとフラッシュバックを起こし体にストレスを与えます。フラッシュバックと言っても気がついていない間に起きている事の方が多いと思います。ストレスとは交感神経↑アドレナリン↑の状態です。この状態が長期間続いたり頻発すると痛みや病気に原因になります。
 実は人間は、負(ネガティブ)な事にほど執着しています。負(ネガティブ)な記憶は、出来るだけ手放すように心掛けましょう!

 

2022年02月23日

イップス克服への道

 30歳代のクライアントさんで小学生の時に野球を始められ、中学生の時にイップスを発症しました。高校でも硬式野球部に入りましたが、イップスは治りませんでした。その後もボールを投げるとイップスの症状が出てしまうということが続いていたそうです。
 現在は、野球をしている訳ではありませんが3歳の息子さんと将来、キャッチボールがしたいということでイップスDVD治療を受講されました。
 教材用のDVDを見てもらってLIENにシャドーピッチングの動画を送って頂き、動作分析して修正をして行きました。長年イップスを患っていることもあり、最初はなかなか感覚がつかめない様な感じではありましたが、息子さんとキャッチボールがしたいという強い思いで努力されました。今では、手本になれるようなキレイなホームで気持ちよさそうに投げられています。イップス克服イップス克服イップス克服 イップスは、ギフトだと言われることがありますが、私もイップスギフトであり大事な課題だと思っています。ギフトをしっかり受取り課題をクリアしないと、いつまでも心のモヤモヤは無くなりません。イップスという課題をクリアすることで自己肯定感が強くなり、自信を持って前へ進んで行けるのだと思います。
 将来、息子さんとキャッチボールを楽しんで出来ると思います。息子さんにとっても最高の思い出になっていくと思います。

 

2022年01月04日

愛と恐怖

 なぜ、は変化するのでしょうか?その背景にあるのは「愛と恐怖」です。私たちは肉体を持って地上に生まれてきます。そして人間独特の発展をしながら、社会の中でさまざまな人々と生きています。もちろん、人間だけでなく、いろいろな生命体とも共存して生きています。この地球上で人間として存続していくためには、肉体を持ち、人間同士で共存し、またいろいろな存在と共存して生きていかないといけないのです。そのために私たちは、肉体をまとっていると同時に、というものもまとっているのです。
 そのを作っているのが、命を維持するために必要な「愛と恐怖」なのです。

 

うつ病・パニック障害

 

 親が子供をさなければ、子どもを育てることはなく、子どもは死んでしまいます。また、異性をさないと、子どもが生まれず子孫が残せません。人類の存続にはが必要なのです。
 

うつ病・パニック障害

 では恐怖はというと、それもなければ、人間を襲う野生の動物や天敵が現れたときに、逃げずに捕まってしまい、食べられたり殺されたりします。今も新型コロナへの恐怖があるから、自分の命を守るためにマスクをしたり、殺菌したりと対策を講じるわけです。
 ですから、人間には恐怖感も必要です。適度な恐怖は自分を守る道具なのです。
 愛と恐怖は二つに分かれていますが、もともとはどちらも本当の自分が命を存続させるために作っているのです。
 この愛と恐怖という二つの大きな心によって、の状態は常に変化します。
 その時に、恐怖が多すぎてしまうとどうなるでしょう?相手にやられるのではないかという恐怖が強ければ、たくさん武器を持って、相手を攻撃するかもしれません。国同士でも、お互い仲良くして、仲間になれば一発で解決するのに、争って武器に膨大な費用をかけ、逆に命を奪うような行為をしてしまいます。恐怖が過剰になれば、人は自滅に向かうのです。

 もし車がどういう性能なのかわからない人が運転したら、ちゃんと進まない上に、最後は壊してしまうかもしれませんね。人間も同じです。過剰な恐怖心のようなの扱い方が分からないと、自分自身を壊してしまうのです。
 壊すのは自分だけではありません。人間関係も壊します。人間関係が壊れたら、当然それによって協力者や味方がいなくなります。そうすると、必要なお金も入ってこなくなるという悪循環になるのです。

 

2021年12月01日

イップス研究報告㉓

ボールの握り方

イップスボールの握り方

 

イップスボールの握り方

 ボールの握り方1つにしても、人それぞれいろいろな握りでボールを投げています。長年、野球をしていると今やっている握り方が当たり前になり、握り方が悪いとか握り方を改善してみようとは、なかなか考えないものだと思います。

 せっかく全身で作ったエネルギーもボールの握り方が悪ければ力は上手くボールに伝わりません。ボールに上手く力の伝わらないリリースになってしまうと不安になり、無意識的にブレーキをかけるような動きになります。

うつ病・パニック障害

 全身で作った力がならば、その力を受け取り外界に放たれたボールはです。陰陽は、常にバランスされているのでボールを正しく握れていなくて、ボールに上手く力を伝えることが出来なければ放たれるボール(陽)エネルギーは、小さくなります。エネルギーが小さくなれば、は常にバランスしているので、である全身の力も小さくせざる負えないので、自然とブレーキをかける動きになったり腕が縮こまったりしてバランスを取る形になります。

 ボールの握りは、陰と陽を繋ぐ架け橋ということになります。ボールの握り方は、上手く投げる上で大切なことの一つです。

 

2021年11月10日

自分を愛して(書籍より)

うつ病・パニック障害

  大変ありがたいことに、私は、病気というのは、私たちの人生を立て直すための〈贈り物〉である、ということに気づきました。
 確かに、〈物質体〉―つまり肉体―は病気の原因ではないのです。物質体は、それ自体では何ものでもありません。―つまりスピリットーから流れ出る生命力こそが、肉体を維持しているのです。肉体は、私たちの内面で起こっていることを反映しているに過ぎません。
 ですから、病気になった肉体というのは、もとの平衡状態を取り戻そうとしているだけなのです。というのも、肉体の本来の状態は健康な状態であるからです。
 そうしたことは、〈感情体〉、そして〈精神体〉に関しても同様に言えるでしょう。

 以上の考えに従うことで、あなたが失うものは何もありません。いや、失わないどころか、病気の本当の原因、そしてその解決法を知ることが出来るのです。
 ただ、あなたのエゴは、病気の解決方法を手に入れることに対してとても大きな抵抗を示すはずです。というのも、このメタフィジックな手法は、あなたの生き方を問い、あなたの〈間違った信念〉に変更を迫るからです。エゴはそれをすごく嫌います。

 では、エゴとは何でしょうか?
 エゴとは、極端に言って、あなたの過去の記憶なのです。長い年月のあいだに、あなたの記憶が主導権を握り、あなたの人格を支配するようになってしまったのです。
 あなたが出来事をどのようにとらえるかというその見方が記憶の中に保存されてきました。その出来事が特別に幸福だったり不幸だったりすると、あなたはそれを記憶に強く刻印することになります。
 そうした記憶に基づいてあなたな結論を出します。そして、その結論にもとづいて、あなたは自分の行動を決めるのです。
 もし出来事が不幸であったのなら、あなたはそうした不幸を避けようとし、出来事が幸福であったのなら、あなたはそうした幸福を繰り返し味わおうとします。
 そうした記憶はあなたの中でさまざまな〈人格〉を形づくります。そして、それらの人格自体が、生き延びようとする意志を備えるに至るのです。
 記憶がよみがえって人生を方向付けるたびに、あなたは、それらの人格にエネルギーを与えることになり、そのエネルギーがそれらの人格の栄養になります。
 それらの人格は実体を持っています。人間の普通の人格とまったく同じなのです。そして、あなたに語りかけることができます。あなたの心の中であなたにささやきかける無数の小さな声が、実はそうした人格たちなのです。

 一方、あなたが何かを信じたのは、それを信じることによってさらに幸福になれる、と考えたからです。しかし、残念なことに、幼い頃そのように信じ込んだことの大部分が、現在、役に立たなくなっています。ただ、ほとんどの人はそのことに気づいていません。

 

2021年10月13日

うつ病・パニック障害④

うつ病・パニック障害

 悩みに対して、知的思考や論理的、分析的に解決しようとするのは左脳の働きだが、考えても答えの出ない自分自身の問題の答えは、左脳を使っても解決しない。それに代わって、直観やひらめき、連想といった右脳活動の力こそが必要になる。論理的な左脳は、右脳の感性や直観を抑制してしまうことがあります。その人の感性や感情が本当の自分とも言えるのです。

 大切なことは、本当の気持ちを意識でき、抑制しないで、しかも感情的にもならずに上手に表現することです。しかし、自分の気持ちを抑制しないで表現しようとすると、見捨てられる怖さや否定される怖さから素直になれないことがある。これは、「自分が満足するように生きていいよ」という無条件の愛の実感を教育や親から受け取ってこなかったことが考えられる。あるいは、学校や社会、マスコミの影響で自己主張することは「生意気だ」といった間違った思い込みを刷り込まれたことが原因と言えます。また日本人は相手の感情に誠実であろうとしますが、自分の感情には誠実でないことが弱点になることがあります。

 

2021年08月22日

精神医学(中村天風書籍より②)

うつ病・パニック障害

 薬さえ飲めば、それで病は治るものだと思っている人がいたら、これまた大変な見当違いである。
 最近は、世の中ずいぶん科学的な思考になり、すべてにおいて合理的な考え方をするようになってきたとは言うものの、いざ病にでもなると、案外こういう早とちりをする人が多いことは、まことにもって残念なことである。
 薬さえ飲めば、それで病は治ると思っている、そういう気楽な人は、実際世の中には、案外といるものなのである。でも、こういう考え方は、最もいけない考え方で、それも昔のように、草根木皮を主体とした、いわゆる漢方薬ならまだやむを得ないと言えるのだが。
 それと言うのも、さしたる中毒反応も無いからではあるが、しかしこれも、厳密に言えば漢方薬といえども、きわめて微かではあるが、やはり副反応という弊害が無いとは言えない事も、一応は知っておいたほうがよい。
 だが、あったとしても、たいしたことはない。少なくとも、決定的な障害とはならないものである。科学的に合成した薬となると、これは、そのほとんどが、大なり小なり副作用というものが生ずる。
 つまり、鋭敏な中毒反応を起こすのである。これが薬害だが、これは一般に考えられているより、はるかに恐ろしいものがある。もちろん、時には治すどころか、反対に命取りにさえなりかねないのである。
 これは、時折実例があるから、よく分かると思う。何しろ無機質の薬というものは、生きている体内に入ると、どうしても中毒反応を起こす。何故なら、無機質には、命が働いていないからなのである。
 しかも、薬というものは、必ず効くという、いわゆる特効薬は、きわめて少ない。つまり、薬のほとんどはいわゆる対症療法の薬であり、一時的に症状を抑えるという効果はあるのだが、本当に治してくれるものではない。ここが、大事なところなのである。
 なるほど薬は、一時的に苦痛や悩みから、ある程度人間を解放してくれるかもしれない。したがって時には、それで一見治ったような気分になるかもしれないが、しかしそれで、根本的に治っているというわけではないのである。
 例えば、解熱剤を飲めば熱は取れる。しかし、だからと言って、それで病が治ったというわけではない、と言うが如しである。
 では、いったい誰が治してくれると言うのか。それは、あくまでも、人間が本来持っているところの回復力が治してくれるのである。つまり、誰でもが持っているこの自然治癒力という、偉大な働きによって治るのである。薬物というものは、あくまでも人間が本来持つ自然治癒力をより有効に発揮するための補助的手段に過ぎない。
 したがって、病になったらこうした基本原則を、まずもって念頭に置いておくことが、治病への第一歩でなければならない。

2021年08月11日

うつ病・パニック障害③

うつ病・パニック障害

 過去の心の傷に意識を向けず蓋をした状態が続くと、肉体は痛みや症状心の傷を表現してきます。肉体の痛みや症状を治療して痛みや症状が緩和されたり無くなったりしても、心の傷が残ったままだとまた再発するか全く別のところの痛みや症状で表現してきます。
 大切なことは心に蓋をせずに内面としっかり向き合う決意をすることです。そこがスタートラインになります。心の傷を生きる事や成功への原動力にすることは間違いです。心の傷を頑張ることのエネルギーとして使っている方も多いように思います。心の傷エネルギーとして使っていると、頭打ちに合い必ずいつか体調を崩してしまいます。成功者と言われる人達にも多いかも知れません。
 ご自身の心と向き合い傷を癒すと自然と肉体にエネルギーが循環して、痛みや症状は消えていきます。人生のベクトルも定まり働き方や生き方までも変わって、心地よい感覚が得られるでしょう。

2021年07月30日

うつ病・パニック障害②

 

うつ病・パニック障害

 病気や症状は、魂からの重要なメッセージを伝えてくれます。メッセージは、肉体を使って表現されます。病気や症状に隠されたメッセージギフトだと思って、しっかり受け取りからの訴えを聞き入れ理解した時、自然と病気や症状は治って行きます。

うつ病・パニック障害 

 魂・心・思考にギャップがあると脳はストレスを感じます。脳が長期間にわたり過度のストレスを感じると大脳辺縁系の扁桃体が反応して、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンを分泌されます。交感神経が優位になり、免疫は下がり血糖値上昇、心拍数も高くなり病気になりなりやすい状況が出来上がります。のメッセージに耳を傾け本来のあるべき自分に気づくことが出来れば、すべて治まって行きます。

 

2021年07月21日

精神医学(中村天風書籍より①)

 それは、大正のはじめ頃のことであった。
 そのころ、木挽町の六丁目に、上総屋という大きな染物屋さんがあったんです。その娘がねぇ、腸結核になって、もう手がつけられない状況になったんです。ところが、ひょっとした縁で、私が往診に行くことになった。
 と言うのは、大谷博士からの依頼があったもので、やむなく行くことになったんですが、なんでも、その大谷博士の親戚の孫娘だという。
だいたい大谷博士は、私の先生の青山胤道という方の親友だったんです。ともに内科では、日本でも有数の大家と言われた人だけど。
 そこで、青山先生にこの事で相談したらしいんですよ。すると、
 「中村君に頼んだらどうだ。それなら同じ死ぬのでも、苦しまずに死ねるだろうから」
 そう言われたって、言うんです。
 まるで坊主か、葬儀屋だなあと思ったんだが、
 「君は、心のほうもよく面倒見てくれるようだから」
 と言われれば、悪い気はしません。そしてね、
 「ですから、もちろん、助けてくれとは言いません。でも、どうせ駄目なら、眠るが如くに往生させて欲しいんです」
 こう言われるんですよ。
 そこで行って診たんですが、もう痩せ衰えてねぇ、糸のようなんです。この娘というのが、二十歳くらいでしたが、おしゃまな子でね。
 一応診察して、私が手を洗っていると、
 「先生、私、腸結核ですね」
 と言う。
 「いや、そんな病じゃないよ」
 「嘘、駄目よ、そんなこと言っても。知ってるんだから」
 そして、
 「大谷先生が、お母さんに言ってるの、聞いちゃったんですから」
 これはねぇ、注意しなければいけないのだが、重い病人と言うのは眼は見えなくなるけど、耳は非常に鋭敏になるんです。ですから、小声で言ったもの聞いてしまったらしいんだ。
 ちょうどそこへ、その子のお母さんが出てきて、
 「お暑いところを、有り難うございます」
 と言いながら、出してくれたのがアイスクリームだった。そこで私はねぇ、ふっと、あることを思いついたんです。
 「お嬢さんねぇ、大谷先生は何と言われたか知りませんよ。でもね、大谷先生だって、自分の診方に間違いがないかどうか、そう思ったから私を頼んだのでしょう。ですから私は、私の診断を言っているんです」
 そう言ってみた。するとね、
 「そんなこと言ったって駄目よ。自分でも分かるの、腸結核だって」
 「ああそう。でもね、腸結核と言うのは伝染力が強いし、大変恐ろしい病だけど」
 「なら、あんまりそばへ近寄らないほうがいいわよ」
 「でも、そんな病じゃないから、私は少しも恐くなんかないですよ」
 そしてねぇ、私は、そのアイスクリームを手に持ちながら、
 「そうだ、では、こうしよう。あんたが腸結核なら、あんたがちょっとでも口につけた物は、顕微鏡で見たら、黴菌がたくさんついていることになるね」
 「・・・・・・」
 「でも、あんたは腸結核じゃあないんだから、これ、一緒に食べよう」
 そう言って、一口、その子に食べさせて、それから、
 「いいかい、これを私も舐めるよ」
 そう言って、私が何度も舐めて見せたんです。
 するとね、驚いた顔をして、じっと食い入るように私を見ていた。それはもう、信じられなかったんでしょうね。でも、一度ではいけないと思って、また彼女に舐めさせて、それから、また私が舐めた。
 どうせだから、念を入れてと思って、三度四度と同じようにやって見せたんです。
するとね、そのうちに、涙をぽろぽろだして、泣きだしたんです。
 「それでは、私は腸結核なんかじゃないのね」
 って言うから、
 「もちろん、腸結核なんじゃないですよ。私はそんな病になりたくないし、ましてあんたと一緒に死にたくなんてないからね。何でもないから、こうして一緒に舐めてるんだ」
 そう言ったらねぇ、感きわまったんでしょうね。とうとう大きな声をだして泣き伏してしまった。
 もう助からないと思っていたのが、腸結核ではないと知って、死なずにすむと、そう思ったんでしょう。

 それからなんです。それまでのような暗い病人の顔から、普通の人間の気持ちに戻ってくれたんです。すると、どうでしょう。まず顔色からして違ってきた。そして、日を追うごとに少しずつ太ってきたんです。
 これはもう完全に、回復の兆候なんです。そうして結局、あの、さしもの腸結核が治ってしまったんですから。これは絶望から希望へと、心が転換したからだが、これが体に大きく影響して、結局、病も完全に治ってしまったんです。
 これには、私自身あらためて、心の影響の大きさを思い知らされたのだが。そして、それから五年後には、なんとその娘さんはお嫁に行ったんです。それで、今はもう五十を過ぎているけど、まだ元気でいます。
 ですから、こうした現実を見ると、病の時は、決して病に負けてはいけない、ということが良く分かるでしょう。

2021年07月16日

イップスの意味とは

 イップスになると、とても辛く感じると思います。イップスとは、何でしょうか?いったい何の為にイップスになったのでしょうか?人生で起こる辛く感じる出来事は、なぜ起こるのでしょうか?

 それは、人生の中で時々、自分自身をレベルアップさせる為の課題を天からプレゼントされているからです。その受け取ったギフトとしっかり向き合って乗り越えた時、必ず以前よりレベルアップしたご自身になっていると思います。

イップスはギフト 

 

 イップスは、ギフトであり自分自身に天から与えられた課題です。課題は消化しないかぎり残り続けます。イップスになり上手く行かない嫌悪感、周りの人に迷惑をかけたという罪悪感、プレーで恥ずかしい思いをしたという羞恥心、プレーで感じた恐怖心、なぜ自分がイップスになったのかという怒りの気持ち、次は上手く行くだろうかという心配する気持ちなど、これらはイップスを乗り越えない限り、心に残り続けます。
 イップスという課題を消化しないかぎり、次のステップには行けないのです。イップスという課題を消化せずに次の事をしたとしても、前の課題を消化出来ていないので次の事も上手く行きません。

 当院には、30歳代・40歳代・50歳代の方もイップスの治療に来られます。それは、10・20・30年前から残り続けている課題を消化しに来られていると思っています。それだけ人生の中で課題を残したまま進んだ場合、心に負の感情が残り続けるということです。辛い過去の記憶にフタをしても心には、誤魔化しは利きません。

 イップスは、ギフトであり天からプレゼントされたものです。乗り越えた時、素晴らしく成長したご自身に出会えるはずです。イップスの治療は、単にスポーツのパフォーマンスの向上ではなく、人生の軌道修正という深い意味があるのです。イップスであることを一日でも早くやめて、輝ける自分になり次のステップに進みましょう!

2021年06月04日

イップスDVD治療開始

投球イップスでお困り方へ 

 イップスDVD治療(12日間プログラム)を始めました。このDVDは、ただ見て済ませるのではなく、DVDを教材として使いシャドウピッチングの動画を撮影して当院のLINEに動画を送って頂き、その動画を分析して投球指導して行きます。あくまでも投球イップスを治す為のプログラムです。
※YouTubeのサンプル動画よりDVDの映像は、少し荒くなっています。ご了承下さい。イップスDVD治療

DVDメニュー画面

2021年05月11日

テニス・バトミントン・バレーボール・卓球

イップス(テニス・バトミントン・バレーボール・卓球

イップス治療

 当院は、野球のイップスを専門で治療してきました。野球専門のイップスの治療なのですが、他の競技のイップスでお困りの方からの相談を受けることもありました。その場合は、電話で話した上で治療をお受けすることもありました。そういう中で他の競技のイップス治療でも効果がしっかり出せることが分かって来たので、これからは、テニス・バトミントン・バレーボール・卓球のイップス治療を正式にお受けしようと思っています。テニス・バトミントン・バレーボール・卓球は、野球の投球動作と共通点が多いので正しい動作分析が出来ると思います。

 テニス・バトミントン・バレーボール・卓球のイップスで治療をお受けになる場合は、私のLINEにプレー中の動画を送って下さい。(動作がよく分かるもの)*第三者に動画を見せることはありません。動画を送ることに抵抗のある方は、止めておいてください。しっかり動作分析してから治療を行っていきます。治療をご希望の方は、電話かメールでお問い合わせください。

 野球に関しては、今まで通り動画は、必要ありません。(ご希望であれば動作分析致します。LINEにプレー中の動画を送って下さい。)

 *ゴルフのイップスは、お断りしています。院内でスイング出来ない為。

 

2021年01月15日

努力の方法

正しい方向へ 

 イップスになった選手は、今の状況から抜け出そうとして日々努力されていることと思います。しかし努力して改善したかと思っても、すぐに逆戻りするのがイップスです。野球を辞めたい気持ちになることもあると思います。そういう時に一度考えて頂きたいのは、本当に正しいことを知った上で努力しているのか?その努力の方法は、正しいのか?多くの場合、努力しても上手く行かない時は、やっていることが間違っていたり、努力の方法が間違っていることがあると思います。正しいことを知らずに努力を続けると結果が出ないだけでなく、努力すればするほど逆に悪化していくことになります。

 イップスで悩んで野球を辞めたいと思っているなら、一度落ち着いて正しい努力が出来ているか考えてみて下さい。正しい努力が出来れば、必ず結果は出ます。

 私が思う正しい努力とは、1.体の構造(関節の構造)2.運動物理学 3.意識の仕方を理解した上で練習するということです。そうすれば必ず良い結果は、出てくれることでしょう。

 好きで続けている野球だと思うので、あきらめずにチャレンジしてください。逃げずに乗り切ることで精神的に成長出来て、すばらしいプレーが出来るようになると思います。

 

2021年01月05日

2020年総括

一年を振り返って 

 今年は変な感染症の流行で世界中が大変なことになりましたが、当院は、みなさんのおかげで通常通りの営業を一年続けることが出来ました。心より感謝いたします。 そんな中でも今年は、去年を上回る患者さんの来院数になりました。九州や関東、中国地方からも多くの患者さんが来院して下さいました。自分自身は、一年いろんな経験が出来て成長出来たのではないかと思っています。反省点としては、もっと計画的に事業拡大出来れば良かったのではないかと思っています。来年は、①DVDを作る。②ネットを使ってもっと自分の考えを発信する。③日本中から患者さんに来院して頂けるような治療院作りをする。を目標にやって行こうと思っています。日々勉強して人間的成長と治療家としての成長をしていきたいと思っていますので、今後もよろしくお願いします。

2020年12月31日

イップス研究報告㉒

イップスについて① 

 今まで説明してきたようにイップスは脳の中の扁桃体にミスなどにより投げることが恐怖条件づけされて、次に投げようとすると扁桃体は、すぐに反応して防衛本能が働きます。防衛本能が働くと脳内のドーパミンの量が減少します。ドーパミンの量が多い状態だと体は動きやすく、少ないと体は動きにくくなります。その他に視床下部では自律神経的変化が起き、下垂体ではホルモン分泌が起こり体は、屈筋優位の状態になりイップスが起こります。
イップス治療 イップス克服 イップス改善 イップス病院

 イップスの選手を治療している中で、このような扁桃体の反応が見られない方が10人中1人ぐらいの割合でおられます。当院のブログのイップス研究報告⑱Youtubeのイップス研究報告⑩を見てイップスの検査法を正しくやっても何も反応が出ないのにボールを投げようとするとイップスの様な症状が出て上手く投げられない方がいると思います。投げることに扁桃体が反応してないのにイップスのような症状が出ている状態を私は、偽イップスと呼んでいます。
 偽イップスとは、扁桃体が反応していないのにイップスのような症状が出てしまっている場合で、これがどういうことかと言うと体には、いろいろな反射と呼ばれる機能が備わっています。反射の中でも伸張反射と言う脊髄反射偽イップスに関わっていると考えています。筋肉が瞬間的に引き伸ばされると収縮する反射伸張反射と言います。

イップス治療 イップス克服 イップス改善 イップス病院

 筋肉の中には筋肉が伸びたことを感知する受容器(筋紡錘)があり、筋肉が伸ばされると感覚神経を通じて脊髄に信号を送ります。感覚情報は後方(後根)から脊髄に入り、脊髄の前方(前根)から同じ筋肉を支配する運動神経に信号を送り筋肉を収縮させます。このような反射を伸張反射と言います。

問診

 

 テイクバックは、投げる為の助走の役割をしている動作になります。間違ったやり方は、テイクバックで反動を付けるような動きでこのような動きになると上腕二頭筋や上腕筋、大胸筋、小胸筋、三角筋の前部繊維などに瞬間的に引き伸ばされるような力が働き伸張反射が起きることがあります。

イップス治療 イップス克服 イップス改善 イップス病院

 伸張反射が起こると筋肉が収縮するので屈筋優位の状態になり腕が縮こまったり、腕が引っ掛かったり、肘が下がったりします。これが偽イップスです。偽イップスを防ぐにはテイクバックの時に先ほど言った筋肉に伸ばされるような力が働かないようにすることです。

 

イップス治療 イップス克服 イップス改善 イップス病院

 イップスが奇病局所性ジストニアと言われることがありますが、私は投球動作で起こるイップスのような現象は、奇病局所性ジストニアなどのいわゆる病的な状態ではなく、①扁桃体で投球動作が恐怖条件づけされ起こるものと、私が偽イップスと呼んでいる②伸張反射によるもの、もしくは③扁桃体で投球動作が恐怖条件づけされ起こるものと伸張反射によるものの組み合わさったもの。これらの3つで多くのイップス症状の原因の説明が出来ているのではないかと思っています。扁桃体での反応と伸張反射は健康な人が当たり前に起こる現象なので心配いりません。それは体に備わっている機能の一つが正常に働いているのに過ぎないのです。しかし投球動作の途中にそれが起こると投げることの妨げになってしまいます。当院ではイップスも偽イップスもどちらも対応できるような準備をしてあります。


 

2020年10月23日

イップス研究報告㉑

3D投球理論 

 イップスの選手の投球動作を見ると、3D(縦・横・奥行)の動きなっているようには見えません。どういう事かと言うと投球動作で奥行と横の動きは出来ていても縦の動きが出来ていなかったり、横と縦の動きは出来ていても奥行の動きが出来ていなかったり、奥行きと縦の動きが出来ていても、横の動きが出来ていない選手がいたりします。投球動作を作る時に、ただ単に3D(縦・横・奥行)動きになれば良いというものでは、ありません。
イップス治療 イップス克服 イップス改善 イップス病院

 投球動作は、一連の連続した動きの中で3D(縦・横・奥行)になっていなければ体を 十分に使い物理的な力を発生させて投げることは出来ません。投球で悩んでいる選手やイップスで悩んでいる選手の多くの頭の中は、投球動作を2D(縦・横)(奥行・横)(奥行・縦)で理解しているのと、2Dのイメージになっていると思います。2Dということは、平面的(2D)なイメージで立体的(3D)なイメージでは、ありません。

問診

 スポーツの動作において2D3Dでは、全く違う動きになり、結果も全く違うものになります。投球動作を正しく理解して、奥行の縦のスペース、横のスペース、奥行きのスペースをしっかり使い、正しいご自身の投球ホームを頭でイメージ出来れば3D(縦・横・奥行)の投げ方になると思います。3D(縦・横・奥行)の投げ方になっていれば、筋力ではなく、ご自身の骨格を使い物理的な力を発生させボールに力を使えることが出来ます。そのように出来れば無理なく上手くボールをコントロール出来ると思います。

 当院では、投球ホームが3Dになるように分かりやすく指導しています。


 

2020年10月12日

野球部の皆様へ

イップスを治して来年度迎えましょう! 

 新〇〇〇〇ウ〇〇スの影響で部活動が休止になっている学校も多いと思います。普段と少し違う生活の流れでリズムも狂い大変な思いをされているのではないかと思っています。しかし、すべてマイナスに受け止めるのではなく、普段は部活動での練習に時間を費やし時間を作れない方がイップスの治療して治すチャンスです。

 予約混雑の為、ご希望の日時に予約をお取りすることが出来ないかもしれませんが、出来るかぎり対応させて頂こうと思っています。

 当院では、6回のプログラムイップスを治すという流れで行っています。ポジションごとにどういう状況でも、しっかり投げられる様にします。30年以上にわたるイップス研究で得た知識と技術でイップスを治して行きます。必ずイップスで辛い思いをされている方の力になれると確信しています。今の仲間と野球できる期間は限られています。後悔のないよう考えてみましょう。イップスに悩みながらプレーするよりも、治療してイップスを治して楽しく野球をしてみませんか?

 

2020年03月09日

イップス研究報告⑳

イップス 体の構造と動きの連動 

 投球動作において力の発生は主に片足を上げて片足立ちになり地面反力を利用しながら体重移動することから始まります。
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投球
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 体重移動して行き踏み込み足が着地をしたら、次は踏み込み足に地面反力が発生します。それらの力を下半身から体幹に伝えるのが股関節です。

イップス治療 イップス克服 イップス改善 イップス病院

 

 

 そして下半身から体幹に伝わった力を体幹でさらに増幅させ腕に力を伝えます。体幹から腕に力を伝えるのが肩甲骨鎖骨です。
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 そして腕に伝わった力が指先に伝わり、その力を最後ボールに伝えリリースするのです。

 体の柔軟性は、もちろん無いよりあった方が良いですが、体が硬いからと言って上手く投げられないということはないと私は思っています。速い遅いは別として走れる くらいの下半身の動きと腕を上に挙げられるくらいの上半身の柔軟性があれば上手く投げることは可能だと思っています。重要なのは使い方です。股関節が上手く使えなければ地面反力を下半身から体幹に上手く伝えることが出来ません。また肩甲骨鎖骨が上手く使えなければ体幹で増幅された力をロスなく腕に伝えることが出来ません。投球動作を連動させる要素として股関節、肩甲骨・鎖骨が重要になります。

 体幹で力を増幅させるということですが、投球時に体幹が一塊で動くわけではなく、体幹部分にもたくさんの関節があります。背骨の特徴として側屈した時、肋骨の間が開いている側前に行きやすく肋骨の間が閉じている後ろに行きやすくなっています。

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 肋骨の間が開くのと前に行くのがセットの動きで、肋骨の間が閉じるのと後ろに行くのがセットの動きということになります。投球時にもこの様な背骨肋骨の動きが行われているのです。

 トカゲなどが歩く時も腕や足だけで歩いている訳ではありません。背骨肋骨を動かしながら腕や足と体幹を連動させて歩きます。だから早く進めるのです。

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 投球時にも背骨肋骨を上手く使わなければ本当の連動した動きは完成されません。

 ここからは背骨の治療的な話になりますが体全体の動きを連動させるには必要なことです。の様な背骨の変位(ズレ・歪み)が起きたらの様な背骨の動きは、しづらくなります。の様な背骨の変位(ズレ・歪み)が起きたら様な背骨の動きは、しづらくなります。背骨のどこかに変位(ズレ・歪み)があると体幹の機能が落ちてしまうということです。

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 投球時に背骨肋骨は下半身から伝わった力を増幅させるという大切な役割があります。当院では、背骨の変位(ズレ・歪み)をチャックして背骨の変位(ズレ・歪み)があれば治療して、しっかり動ける状態にします。逆を言えば背骨に変位(ズレ・歪み)があれば元から動きづらい状態であるということです。体全体をチャックして治療が必要なところはしっかり治療する必要があります。

 体の機能を正常に戻すことや体全体を連動させる使い方を身に着けて行けば、イップスになる前より遥かに上手く投げられるようになります。そうなると自然に自信が付き投げることが楽しくなってきます。

 

2020年01月10日
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