愛と恐怖

 なぜ、は変化するのでしょうか?その背景にあるのは「愛と恐怖」です。私たちは肉体を持って地上に生まれてきます。そして人間独特の発展をしながら、社会の中でさまざまな人々と生きています。もちろん、人間だけでなく、いろいろな生命体とも共存して生きています。この地球上で人間として存続していくためには、肉体を持ち、人間同士で共存し、またいろいろな存在と共存して生きていかないといけないのです。そのために私たちは、肉体をまとっていると同時に、というものもまとっているのです。
 そのを作っているのが、命を維持するために必要な「愛と恐怖」なのです。

 

うつ病・パニック障害

 

 親が子供をさなければ、子どもを育てることはなく、子どもは死んでしまいます。また、異性をさないと、子どもが生まれず子孫が残せません。人類の存続にはが必要なのです。
 

うつ病・パニック障害

 では恐怖はというと、それもなければ、人間を襲う野生の動物や天敵が現れたときに、逃げずに捕まってしまい、食べられたり殺されたりします。今も新型コロナへの恐怖があるから、自分の命を守るためにマスクをしたり、殺菌したりと対策を講じるわけです。
 ですから、人間には恐怖感も必要です。適度な恐怖は自分を守る道具なのです。
 愛と恐怖は二つに分かれていますが、もともとはどちらも本当の自分が命を存続させるために作っているのです。
 この愛と恐怖という二つの大きな心によって、の状態は常に変化します。
 その時に、恐怖が多すぎてしまうとどうなるでしょう?相手にやられるのではないかという恐怖が強ければ、たくさん武器を持って、相手を攻撃するかもしれません。国同士でも、お互い仲良くして、仲間になれば一発で解決するのに、争って武器に膨大な費用をかけ、逆に命を奪うような行為をしてしまいます。恐怖が過剰になれば、人は自滅に向かうのです。

 もし車がどういう性能なのかわからない人が運転したら、ちゃんと進まない上に、最後は壊してしまうかもしれませんね。人間も同じです。過剰な恐怖心のようなの扱い方が分からないと、自分自身を壊してしまうのです。
 壊すのは自分だけではありません。人間関係も壊します。人間関係が壊れたら、当然それによって協力者や味方がいなくなります。そうすると、必要なお金も入ってこなくなるという悪循環になるのです。

 

2021年12月01日