イップス研究報告⑯

イップスとリリースについて 

 正しいリリースは、ボールが指にしっかり掛かり押し込む形でリリース出来ている。ボールにしっかり力が伝わり、スピンのよくかかった球になる。

問診

 投げることに扁桃体が反応して防衛本能が働くと、すくみ反応(イップス研究報告⑧)が起きて屈筋優位の状態になります。イップス発動①の様にボールを指に引っ掛けてしまい、地面に叩きつけるような投球になってしまいます。

問診

 イップス発動①と同じで屈筋優位の状態になり、ボールを引っ掛けることを感覚的に嫌い、手の力を意識して抜いた時、イップス発動②の様にボールの下を擦るような形になりボールは高めに浮いてしまいます。又は、テイクバックで腕が引っ掛かり前で腕が振れずにボールを押さえることが出来なくて高めに浮く。

問診

 上手くリリースするには、リリースまでに体全体で作った力をロスなくボールに伝えることが重要です。
 イップスを治すには、メンタル的なことも大切ですが、正しく自分の体を使いこなすことも重要です。  

 正しく体を使いボールを投げることが出来れば、扁桃体は投げることに対して恐怖や不安を徐々に感じなくなり、最終的に恐怖条件づけ(イップス研究報告⑧)を消してくれます。そうなるともうイップスは起こりません。イップスが完治したと言えます。

 正しい投球とは、関節の構造や物理的な力の働きを理解して、体全体を使って最大限の力を作りロスなくボールに力を伝えられることです。

 投げることを頭で理解できれば、投げることをイメージ出来るようになります。正しく投げている自分の姿を明確にイメージ出来れば体は、その通り動いてくれます。先にも言いましたが、上手く投げることが出来れば扁桃体が投げることに対して恐怖条件づけを消してくれるので、イップスは治ります。

2019年09月09日