イップス研究報告②

 心技体の3つが合わさったものがパフォーマンスだと思います。イップスの成り立ちには、いくつか種類があると思います。今回5タイプに分けてみました。

*体の故障とは、単に痛みがあるかないかということではありません。人それぞれが持っている本来の健康な状態に戻っているかどうか。例えば関節の可動角度が左右同じように動いているか。神経の伝達は正常かなど沢山の検査項目があります。

タイプ➀

問診

 緊張する場面のプレーや気を使う相手(例えば怖い先輩など)とのプレーでミスをしないように慎重になる。慎重なプレーをしたことによって本来の自分のホームではなくなり体の動きがバラバラになる。本来の自分の動きが出来なくなった事に気づき慌てて修正しようと練習を繰り返す。そうしているうちに間違ったホームが完全に脳に刻まれる。間違ったホームでプレーを続けていくうちに体のいろいろなところに負担が掛かり故障を繰り返す。

 

タイプ②

問診

 技術の向上を目指し工夫してプレーする。その結果いつもと違うホームになる。動きに違和感が出てきてパフォーマンスが低下する。本来の自分の動きが出来ずフラストレーションが溜まる。どんどん気持ちがネガティブになる。このような状態で練習を続けて行くうちに、体のいろいろなところに負担が掛かり故障を繰り返す。

 

タイプ③

問診

 体の故障でしばらく練習を休む。痛みが取れて練習に参加した時、故障した部位をかばいながらプレーする。だんだん本来のホームが分からなくなり失敗を繰り返す。翌日も上手く行かずパニック状態に陥る。そして気持ちがネガティブになる。このような状態で練習を続けて行くうちに、間違ったホームが完全に脳に刻まれる。技術が本来の状態から掛け離れたものになってしまう。

 

タイプ④

問診

 体の故障があって痛みがあるが大会前のレギュラー争いで練習を休まずに行った。痛みの為、ホームがいつものように出来ない。それでも痛みを我慢してやっている内にホームが分からなくなる。痛みと失敗の繰り返しで気持ちがどんどん落ち込んでいく。

 

タイプ⑤

問診

 心・技・体どれかから発症したイップスが月日が経つに連れ複雑化して行く。心・技・体がお互いに邪魔をしあいパフォーマンスは著しく低下する。

 

◎イップスを治療する時に心・技・体のどれから発症し、心・技・体のどれをよりフォーカスして治療を進めて行くかが大切です。  

2018年10月12日