手段と目標・目的

 

マンダラシート 先日、行われ日本が世界一になったWBCでMVPに選ばれた大谷翔平選手が高校一年生の時に書いたマンダラシートです。ドラフト一位で8球団から指名されることが目標・目的であり、目標・目的を達成するために必要な手段が、運・メンタル・コントロール・スピード・人間性・体力づくり・キレ・変化球です。運・メンタル・コントロール・スピード・人間性・体力づくり・キレ・変化球のレベルが上がれば目標・目的が達成されると高校一年生の時、大谷翔平選手は考えました。目標・目的を掲げて、達成するために手段を考え目標・目的に近づき達成して行きました。
 目標・目的を掲げることは、とても重要です。目標・目的を決めて、達成するための手段が分かれば、少しずつ目標・目的に近づいて行けるようになっています。
 その時、陥りやすい間違いが手段を目標・目的だと思って取り組んでしまうことです。手段を目標・目的だと勘違いしていると手段に取り組み続けることになります。
 分かりやすく言うと病気を治すことや健康になることは、目標・目的ではありません。病気を治すことや健康になることは、手段です。手段である病気を治すことや健康になることを目標・目的だと勘違いしていると、そのことをやり続けることになります。即ち、ずっと病気は治らず健康にもなれないということです。脳は、そのこと(病気)を『やり続けたいのですね』了解!と捉えます。
 大切なことは、何のため(目標・目的)に病気を治すことや健康になること(手段)が必要か?ということです。人間は、何かをするために生まれて来ているのだと思います。なので、病気を治すことや健康になることは目標・目的ではなく、何かをするための手段ということになります。
マンダラシート

 

 目標・目的と手段が明確化することで脳は、例えばヨーロッパ旅行(目標)に行くには、『健康な体が必要ですね』了解!となります。そこで間違いやすいのが『体が調子よくなったらしよう』と思うことです。『体が調子よくなったらしよう』では、脳は本気にしません。体調が悪くても今出来ることから取り掛かることが重要です。旅行のパンフレットを見るとかパソコンでヨーロッパの景色を来てみるとか、何か一歩踏み出すと脳は本気で目標・目的が達成できるように体を調整し始めます。

 

 

2023年04月05日