患者さんが初めて来院される時、腰が痛いとか足が痺れるとか症状があって来られます。腰が痛くなった時、整形外科に行ったり整骨院に行ったりします。お腹が痛くなったら内科の病院に行くと思います。それは、患者さん本人がこの症状の時には、〇〇病院の〇科に行くということをすでに理解し分かっているからです。整形外科に行けばレントゲンを撮って何か異常は無いかしっかり診てくれます。内科に行けば血液検査などして内科的なことをしっかり診てくれます。
日々、患者さんと接していると大抵の患者さんは、腰も痛いし、なんだか胃腸の調子も悪くて頭痛もあって、血液検査をすれば異常な数値が出る。このような患者さんは、多いです。このような患者さんに腰を良くしようと思って、腰を一生懸命治療して良くなるのか?
当院では、細かな問診票の記入、問診、検査、必要があればレントゲンを使って患者さんの体の不調の本質に近づけるようにしていきます。症状を追いかける治療ではなく。症状を踏まえて上で、いろいろな症状の本当の原因は、何なのかしっかり考えていきます。
だから治療では、患者さんの体をたくさん触りません。治療の必要なところだけに絞って治療するように心掛けています。