ゴルフイップス

 いろいろなスポーツでイップスが起こりますが今回ゴルフのパターイップスについて簡単に解説してみたいと思います。

 どのスポーツのイップスでも同じですが失敗することや過度のプレッシャーや緊張状態を経験することで、その動作が負(-)の記憶(恐怖や不安)として脳の扁桃体に残ることがあります。次に同じ動作をしようとした時、扁桃体に記憶された負(-)の記憶を投影して現在を見てしまうので、過度の緊張状態を作り体の屈筋が収縮して思うようにプレー出来なくなるのがイップスです。

ゴルフイップス 当院では、動画分析して動作指導を行うことと、意識を統合して扁桃体の反応を無くすことでイップスを改善しています。

 当院独自に開発した動画分析について触れて行きたいと思います。ゴルフのパターでイップスになったとします。まず構えた時、足の裏のどこに体重が乗っていますか?踵の方ですか?つま先の方ですか?それとも真ん中ですか?上手く打てていた頃は、足の裏のどの辺りに体重が乗っていたか思い出してみましょう。

 膝には、どのような力が働いていますか?それとも何も力が働いていませんか?お尻の部分は、どうでしょう?何か力が働いていますか?それとも力が働いていませんか?上手く打てていた頃は、どうでしたか?

 頭の部分には、どのような力が働いていますか?それとも何も力が働いていませんか?上手く打てていた頃は、どうでしたか?

 膝の曲がり方は、どうですか?股関節の曲がり方は、どうですか?腰や背中は、曲がっていますか?それとも伸びていますか?上手く打てていた頃は、どうでしたか?

 まずパターを上手く打つには、バランスよく力感なく自然に構えられることが大切です。まず安定した構えが出来ていなければ、いくら練習しても無駄になってしまいます。

 もし、バランスよく力感なく自然に構えられていなければ、①~④をチェックしてみて下さい。動作のバランスを崩している原因が見えてくるかも知れません。

 

2022年06月05日